日常を、考えるブログ

ゆるふわを卒業すべく、色々考えてみるブログ

出会いと、別れの季節

こんばんは。きょんです。


春ですね。


部署異動や就職、退職。

入学、卒業。


みんなの、普段は見えない本音が聞こえてくる時期。


異動話に花咲く中、

「私は、将来昇進したくない。何とか平社員のままやっていきたい。責任を負いたくない。」

と平穏を望む人。


「将来は、こんな上司になりたい。」

と理想を語る人。


「結局この仕事が好きだから、40年間働いてきた。」

そう言って、みんなに惜しまれながら辞めていく人。


私は、どう生きてるだろう、どうしたいんだろう。


ふと周りを見ても、色んな生き方をしてる人がいる。


「子煩悩で、仕事はとにかく効率重視、時間内は目にも止まらないスピードで働き、早々に帰っていく人」


「独身だけど、残業はしない主義。だけど、成果はきっちり残す人」


「社内でのコミュニケーションに時間を割いたり、周りの業務にも首を突っ込んだり、時間外業務もいとわず、一生、今の組織で生きていくことを決めた人」


私は、どの人も尊敬してる。


それが、自分の人生を生きるってことだと思うから。


きっと、どんな働き方、生き方を選ぶとしても、決めたらそれを貫き通す覚悟が必要だ。


そうでないと、中途半端になってしまう。


例えば、

「残業はまあまあするから子育てに割く時間は少ないけど、仕事の成果もあまり出ない人」


「毎日早く帰るけど、全く仕事ができない人」


「一生、今の職場で生きていく覚悟はできてないのに、なんとなく流されて、残業ばかりしている人」


そんな風になってしまったら、自分も周りも、誰も幸せにならない。


私は、

「65歳とか70歳までずっと、今の職場で働くことは望んでないから、毎日の業務はなるべく効率よくこなして自分の時間を作りたい。」


「将来、もし結婚して子どもを持ったとしたら、その子を一番に考えてあげられる生活をしたい。背中を見せるんじゃなくて、ちゃんと日々向き合う時間をとりたい。」


「もし結婚しないとしたら、まだ住んだことの無い地域に移動しながら暮らすような生活をしたい。」


「だから、自分で稼ぐ力を身につけたい」


こんな目標です。


でも、現実的には、かなり忙しい部署にいて。


目の前の仕事をこなすのに必死。

気づいたら、20:00、21:00。


この生活を続けながら、

「いつかはこの仕事を辞めて、好きなことやるんだ!」

なんて言ってもきっと、今の生活を何十年先も続けるだけ。


それで、好きなことをして生活している人を見て

「いいなあ。」と羨ましがるだけ。


少しずつでいいから、自分の目指してる未来につながることをしないとなあと思う。


「今のままでもいいかな。周りにも、仕事頑張ってる人がたくさんいるし、みんなわりと優しいし。」


そんな考えが、頭をもたげることもよくあります。


でも、一人で残業してると

「私、なんでこんなことに、自分の一度きりの貴重な人生を捧げてるんだろう。死ぬとき、後悔しないんだろうか。」


そんな虚しさとか、不安がまた襲ってくるんです。


もう、迷っていても、考えてるだけでもどうにもならないなと思う。


「もう今の生き方は分かった。このまま40年間生きた後の未来も、大体想像つく。だから、今、未来が見えない道を選ぶ。やってみる。」


こんな選択が良いんじゃないかな、と最近は思い始めました。


メグ・ジェイのTED動画がすごく心に残っています。


「20代は、少しの選択で、たどり着く場所が全然異なる可能性を秘めてる。そして、何世代にも渡って影響を及ぼす可能性がある。」


この言葉に、私は胸を打たれました。


「今、私が決断すること、新しい道を切り拓くことが次の世代にも影響を及ぼすことができるのかもしれない。」


そしてふと、亡くなった祖父のことを思い出しました。


自営業で苦労しながらも自分の道を貫き、自分史を書いていた祖父。


きっと、自分の生きた証を残したかったんだと思う。


もっと、たくさん話したかったな。

人生について、仕事について。


今の私が考えていることを聞いたら、どう思うだろう。応援してくれるんだろうか。


今、私は一人ぼっちだし、色々考えすぎて頭がこんがらがって、正直苦しい。


でも、まだ20代。

苦しくても当然なんだと思う。


最近、とても良い本を読みました。


「大人になったいま思うのは、「若さ」とは、周囲のためにあるんじゃないかというのと。」

「ラクで美しいものはないのだと思います。」


自分とひたすら向き合って、厳しさを持ちつつ、自分の好きなものを大切にして、迎える40代、50代はどんなものなのか。


なかなかポジティブに考えられない「歳を重ねること」に前向きに向き合える本。


写真を見ていても、癒されます。


おすすめです。


Lily ――日々のカケラ――

Lily ――日々のカケラ――